今日は、昨日の無料税務相談で実際に相談を受けた内容について2件ご紹介いたします。
①昨年度の年収が44万円しかなかった中年男性の相談
確定申告するためには源泉徴収票が必要なのですが、この男性が持参していた源泉徴収票を見ると年間の給与収入が44万円となっているのです。
ワケをお聞きすると、案の定、リストラされたとのこと。それではなぜ確定申告の相談に来られたかというと、国民健康保険料を20万円も払ったからなのです。
ご承知のように、国民健康保険料というのは前年度の所得に対して課されるのですが、一昨年の所得が多かったので、このように高額になるのです。
この男性、イッパイ還付されると期待していたようですが、44万円の収入に対する源泉所得税は6千円程度しかありません。
所得税の還付というのはあくまで実際に支払った額が限度なので、6千円しか還付されないのです。
何となく可哀想な気もしましたが、仕方ありません。今年は頑張って仕事を見つけて下さい、と応援しました。
②お年寄りの税務申告
次はお年寄りの姉妹の税務申告に関するものです。
この方たちは毎年2人で税務申告に来られているようですが、申告書には既に必要事項をほとんど記入済みでした。
字も丁寧で、数値の間違いもありません。なぜ申告が必要かというと、通常の厚生年金と厚生年金基金の両方の収入があるからです。
ところで、確定申告を仕上げて最終的に印鑑を押印した段階で、私に次のように尋ねるのです。
「毎年、思うのですが、私たちも年で少しずつ出かけるのが辛くなってきました。もし歩けなくなってしまったらどうすればいいのですか?」
つまり確定申告のために出かけることが困難になってきたら、どうすればいいのかということです。
お子さんでもいらっしゃれば頼むこともできるのでしょうが、あいにく、2人とも生涯独身だというのです。
このような場合には、やはり税理士に有料で依頼するしかないのでしょうね。税務署の人が家庭訪問することはないと思いますので・・・。
今回は2件だけのご紹介しかできませんでしたが、後日また別の方の事例をご紹介します。
税務署の無料税務相談会に遅刻しました
昨日(3月10日)、出社してしばらくすると税務署から電話がありました。
税務署の女性・・・「鹿谷先生ですか? 今日は税務相談会の担当をしていただく日ですが、どうされましたか?」
私・・・「私の担当日は3月12日のハズですが・・・。」
税務署の女性・・・「いいえ。今日が予定日です。」
私・・・「ええ!? すいません。今すぐ行きます。」
私のアウトルック(パソコンの予定表)を確認したところ確かに3月12日となっているのですが、事前に税務署から送られてきた書類を確認するとなぜか3月10日となっているのです。
どうなっているのでしょうか? いずれにしても急いで行かなければなりません。ネクタイを締めて駆けつけたのですが、到着したのは結局10時頃です(本来の集合時間は8時50分)。
行くと、お客様もたくさんお見えになり、10人ばかりの税理士がセッセと仕事をされていました。ご苦労さんです。
ところで、この税務相談会、税理士は原則として断ることができない仕組みになっています。
だいたい2年に1回、お鉢が回ってくるのですが、これがイヤでイヤで仕方がないのです。
私は自分で申告書を作成するということは最近はほとんどありません(自分の会計事務所とか会社の申告書もすべて社員が作成しています)。
社員が作成した申告書をチェックするというのが私の役目なのです。
このように自分で作成するという経験が最近はほとんどないため、行き当たりばったりで初めてのお客様の相談にのることに不慣れなのです。
もちろん、こういった場所での相談内容はそれほど難しいわけではありませんが、イヤなものはイヤなのです。まるで駄々っ子ですね。
まあ、いずれにしても無事終了したので良かった、良かった。
なお、せっかく貴重な経験をしましたので、明日にでも具体的な相談の内容をご紹介したいと思います。
税務署の女性・・・「鹿谷先生ですか? 今日は税務相談会の担当をしていただく日ですが、どうされましたか?」
私・・・「私の担当日は3月12日のハズですが・・・。」
税務署の女性・・・「いいえ。今日が予定日です。」
私・・・「ええ!? すいません。今すぐ行きます。」
私のアウトルック(パソコンの予定表)を確認したところ確かに3月12日となっているのですが、事前に税務署から送られてきた書類を確認するとなぜか3月10日となっているのです。
どうなっているのでしょうか? いずれにしても急いで行かなければなりません。ネクタイを締めて駆けつけたのですが、到着したのは結局10時頃です(本来の集合時間は8時50分)。
行くと、お客様もたくさんお見えになり、10人ばかりの税理士がセッセと仕事をされていました。ご苦労さんです。
ところで、この税務相談会、税理士は原則として断ることができない仕組みになっています。
だいたい2年に1回、お鉢が回ってくるのですが、これがイヤでイヤで仕方がないのです。
私は自分で申告書を作成するということは最近はほとんどありません(自分の会計事務所とか会社の申告書もすべて社員が作成しています)。
社員が作成した申告書をチェックするというのが私の役目なのです。
このように自分で作成するという経験が最近はほとんどないため、行き当たりばったりで初めてのお客様の相談にのることに不慣れなのです。
もちろん、こういった場所での相談内容はそれほど難しいわけではありませんが、イヤなものはイヤなのです。まるで駄々っ子ですね。
まあ、いずれにしても無事終了したので良かった、良かった。
なお、せっかく貴重な経験をしましたので、明日にでも具体的な相談の内容をご紹介したいと思います。
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