実は中学受験でドタバタしていたのです。順調に合格しておればもう少し早く書く気になったと思うのですが・・・。以下、事の顛末を書いておきます。チョット長いのですが、お読みいただければ幸いです。
ご承知かどうか分かりませんが、東京の中学受験では１月中に試し受験として埼玉とか千葉にある中学を受験し、２月１日以降に東京の中学を受験します。
我が息子の場合、１月に埼玉にある中学を２校受験し、これについては特段問題なく合格しました。
ところが２月１日に受験した桐朋中学(とうほう・・・俗称、キリトモ)という学校に合格しなかったのです。
当然合格していると思って意気揚々と発表を見に行ったのですが、合格者一覧にはどこを探しても息子の受験番号は載っておりませんでした。
この学校はそれなりの難関校ではあるのですが、息子の偏差値は余裕で超えておりましたし、過去問を解いたかぎりでも合格の確率は高いと踏んでいたのです。
したがって最後のほうは対策らしい対策はほとんどやらなかったようですが、まさか不合格とは! 第一志望ではありませんが、さすがにガッカリしました。
私が子供の合格発表を見に行ったのはこれが２回目です。１回目も不合格(長男の第一志望校)。うーーん。
それでもどうにかこうにか立ち直り、次の３日の日に本命の筑波大学附属中学(昔の教育大学附属中学)の受験に臨みました。この学校の面白いところは受験科目が８つもあることです。
通常の国語、算数、理科、社会に加えて、音楽、家庭科、工作、体育があるのです。そこで毎日のように料理をしたり、音楽を聴いたりしてバッチリ対策を練っていたのですが、まさか、この学校も不合格になるとは。
さすがに我が息子も相当凹んで何時間もトイレから出て来なかったようです。それでも夜遅く塾に行き、好きな先生に励まされ、どうにかこうにか立ち直ることができたのですが、さてどうすべきか? 通う学校がありません。
１月に受けた中学は埼玉にあり現実問題として通学できません。小学３年から塾に通い、それなりの成績を残していたのに地元の公立中学では浮かばれません(算数とか理科では模擬試験で全国１位になったこともあります)。
そこで発表のあった日(２月４日)の午後、まだ募集をしている国学院久我山中学と、攻玉社(こうぎょくしゃ)という２つの学校に願書を提出しました。
そして、先に試験のあった国学院久我山中学に合格したので次の日に入学金を納付(納付期限が翌日の午前中なのです)。
この国学院久我山は中高一貫校なのですが、その高校には長女が通っており私もそれなりに気に入っている学校なので(ここの体育祭におけるクラブ対抗リレーは最高です)、これで長かった中学受験に終止符が打たれるものとテッキリ思っておりました。ところがドッコイ、それから大ドンデン返しがスタートするのです。
実は攻玉社の試験のあった土曜日(２月６日)の午後、ナント桐朋中学から繰上げ合格の連絡があったのです。
その日は土曜日で私も自宅にいたのですが、久々の快挙に万歳三唱。でも国学院久我山に入学すべく入学金を納めた後。うーーむ。チト悩みます(なお算数だけで受験した攻玉社も合格しておりました)。
それで桐朋中学には月曜日まで返事を待ってもらい日曜日に会社でジックリ考えましたが、やはり桐朋中学が良いだろうということで火曜日に入学金を納付したのですが、ナントその日の午後４時頃、本命の筑波大学附属中学から繰上げ合格の連絡が来たのです。
その日は会社にいたのですが、家内が自宅から電話をよこして事の次第を知ったというわけです。
「もしもし、何?」
「貴方、筑附から電・・・・」声を詰まらせていたので最初は何を言っているのか聞き取れませんでした。
こんなこともあるのですね。２つの学校から繰上げ合格があるなんて。
一度は地獄を見るも結果的には６つの学校全てに合格。結果オーライとは言うものの、本当に疲労困憊の中学受験でした。オシマイ。
勉強したテキストなど･･･恐ろしい量です。