残念ながら第一志望の中学に落ちました

以前にお話していた通り、2月1日に第一志望の中学受験があったのですが、残念ながら合格できませんでした。
家内は怖くて見られないというので、私と本人と長女が見に行ったのですが、合格掲示板に息子の受験番号はありませんでした。
かなりの確率で合格していると思っていたので、非常に驚くと同時に何か無力感につつまれてしまった感じです。
完璧なまでに対策を練って臨んだのになぜ合格しなかったのか、その理由が同校のホームページに記載されていた入学試験結果を見てすぐに分かりました。
それは合格最低点にあります。過去6年間の推移は次のようになります。いずれも300点満点です。
  2002年  126点
  2003年  141点
  2004年  139点
  2005年  139点
  2006年  132点
  2007年  192点
昨年に比べて実に60点の差です。信じられますか? この学校は前回にも書きましたように問題がほとんどが記述式なのです。したがって合格最低点も今までは非常に低かったのですが、今年だけはなぜか異常に高くなっているのです。
その大きな理由は算数がバカみたいに簡単だったのです。私の息子は算数が比較的得意なので算数で点を稼ぐ予定だったのですが、これではほとんど差が開きません。実際、合格者の平均は77.3点(100点満点)です。
また、国語の問題は過去10年以上、すべて物語文だったのですが、今年の問題は論説文のような全く傾向の違うものになっていたのです。物語文であればどんなタイプの問題が出ようと完璧に書けるようにしていたのですが、これでは国語の苦手な息子は手が出なかったのでしょう。
受験というのは水物ですから、とやかく言うつもりはありませんが、これだけ傾向を変えても良いのか疑問なしとしません。
結局、息子は2月2日に試験があった学校に行くことになったのですが、うわさに聞くと、新入生同士の最初の挨拶が「おまえ、どこ落ちたの?」だそうです。ほとんどの生徒が第一志望校に落ちた人ばかりなのです。これからどうなることやら。
いずれにしても長かった受験勉強はこれで1人片付きました。来年は高校受験の長女と中学受験の次男がいます。こんなこと書くと大変だろうなと同情してくれるかもしれませんが、中学受験というのは意外と面白いのです。これほど真剣になれることって人生においてそれほどないのではないでしょうか?
家内とは勉強のやり方についてよくケンカするのですが、ケンカしている様子を見るのも子供にとっては良い気晴らしになるようです。私も家内もまだまだ若い!!