最近、私の子供は高校受験とか、中学受験で少し勉強するようになりました。
ところで数学とか算数はまあまあなのですが、国語がさっぱりダメです。
4人(中一、小五、小四、小二)ともダメです。
その理由の一つはハッキリしています。私自身が学生のころ、サッパリ国語ができなかったからです。
大学に入るまで、学校の教科書と漫画以外は一冊も読んだことがないのです。従って、私に似ればできないのは当たり前です。
ところが、私の家内は小学校のときから文学全集を読み漁ったり、大学入試でも国語は30分程度で満点を取るほど出来たらしいのですが、その血を引いたなら少なくとも子供の半分は出来てもよさそうなのですが、現状はこの有様です。
あまりに出来ないので、このままでは試験に受からないよ、とは言うのですが、子供にいつも言われます。
「お父さんに似たんだから仕方ない!」
家内は家内で、よく教育書に書かれている「小さい時から読み聞かせをすると読書好きになります!」なんてウソッパチと憤慨しています(この読み聞かせについては頭が下がります。子供が小さい時はほぼ毎日のように物語を読み聞かせていました。
ところで私は現在、年間200冊程度は本を読んでいます(購入はその倍)。本を読むのが楽しくて仕方がないのです。どうしてこうなってしまったのでしょうか?
考えてみれば私の親父は元小学校の国語の教師でした。文章は意外とキチンと書きますし、漢字もよく知っています。
そこで、その理由について必死で考えたのですが、私の子供が国語を嫌いな理由は教科書の内容にあるのではないかということです。
私が現在読んでいる本は私が選んだものであり、当然ながら興味があるものに限られます。
したがって、子供たちも大きくなり、好きな本を自分で購入するようになれば読書好きになるハズだと考えています。
そうはいっても彼らにとっては受験を突破しなければなりません。
そこでどうすれば少しでも点を取れるのだろうと考えた結果、漢字とか諺を覚えれば良いのではないかとの結論に達しました。
そうすれば最低点は取れるだろうし、大きくなった時に役立ちます。
このようなことを家内に話したところ、しぶしぶ同意しましたが、完全には納得できないらしく、試験に一番近い長男とは二人だけで正月特訓をするそうです。
可愛そうな長男よ! その努力はいつか実を結ぶ時がキット来るはずだ!
なんのこっちゃ。